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☆海へ行くつもりだった☆
sorenanoni.exblog.jp

感性優先ブログ☆

by 風歌
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☆風と街☆



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☆星を撒く☆




なんでもない日常を
書いてるつもりです。

ここは気ままにホッとするところ

<素材をお借りしております>




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*************



海は、存在であり
雨は、
現象にしかすぎない。

いつも、ひとを畏れ
天使を信じ、
見て見ぬふりをせず、
なみだしていたい。




Counting the number sheep
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世界中の子供たちの瞳が、
真剣味を
帯びて輝く
豊かな子供も
貧しさの中の子も
ひそやかに、待つ。
胸をときめかせ
待っている、その日。

天使マイケル
一応、ここの守護神☆

海に
ふれると
治癒され
よみがえるのかもしれない。




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「声」・・・その1
2006年12月30日に記事しました

   2021 年 8月19日  

       一平へ   
                          みんな写真 ↓私


「声」・・・その1_e0093741_29781.jpg


雪見障子に人影が射した。

今日子
かもしれない。
  
(覚えてる(^^)/同棲j時代)
               


「無用心ねぇ。。」



声と一緒に入って来た。

思わず時計を見ると8時を回っていた。



「何を用心しろと云うんだ,わたし一人
奪われるものとて持っていない,本くらいか…」



「あなた,本を盗る泥棒もいるかもよ」



そう云うと,着物に付いた雪を
ばさばさと払う仕草をした。



泥大島に派手な半幅帯を〆ている。
足袋は泥だらけだった。洒落を言ってるんじゃありませんが(笑



「声」・・・その1_e0093741_1584830.jpg



「まさか,その姿で走って来た?」



「そうよ!植木屋さんみたいで身軽くていいのよ
音もしないし。」



「帰りはどうするのさ」



「ああ,嫌だ。女学生みたいなこと言わないでよ。
あたしを,帰す気なのね!!」



「まあ,ゆっくりしてってください」



雪の中を2.5kmはあるだろう…。

逢いに来てくれたのか,頬が酒でも呑んだみたいに

上気している。


  
つづく    
     
「声」・・・その1_e0093741_14434041.jpg
                 2017年5月 ↑

# by before_rain | 2021-08-19 14:47 | ☆声
「声…雪の日」その2&3 更新しました。
      綺麗でしょう↓ 雪

「声…雪の日」その2&3    更新しました。_e0093741_17211215.jpg



「これ,作ったの?」


「ああ…。」


「そう,なんだか手が込んでいるじゃない。美味しそう,
少し頂こうかなぁ。。酒は?」


「また~^^;」


「何がまたなのよ,水屋にあるのね。」



そういうと白い素足を翻して隣の部屋に行った,。



この部屋は作りはなんだけども,,
隣に控えの間として水屋がある。
う~ん,,,「なんだけども」って何でしょうね(汗


旅館でも,すぐ隣に控えの間があるけども,そんな感じかな。
現代のウォークイン・クロゼットなどの観念からすると
随分無駄なんでしょうけども,,。


わたしの母がお茶を自宅で教えていまして,,
「水屋がほしい,水屋が」と
申してました。
母は「小台所」のことを水屋と申してたのでしょうが。。
実際に「水屋」は戸棚のことをいうのだと思います…。



「声…雪の日」その2&3    更新しました。_e0093741_17274673.jpg



衣づれの音もなく

女は戻って来た。

泥だらけの足袋を脱ぎ,深い花紺がわたし好みの泥大島も脱ぎ捨て
なんだか,変体仮名みたいな字が一面に
書き散ららされた長襦袢の上に
いつの間にか
わたしのダウンベストをちゃっかりと羽織っている。


手に持ってるのは友人のイギリス土産

「ウィスキーにしたのか…」



「そうよ,これが一番すっきりするのよ。
日本酒は,ダメなの,,もう,ほんとに
だめなのよ。お酒に呑まれてしまって,,体が制御不能に
なるの…」


「なったのか?」


「そこまで呑みたいと思った人はいなかったわね」


「呑むほどに白くなるんだよな,キミは」



「ボトル半分くらいならね,,呑んだ方が快活でいいのよ」



「三味線弾いたり,掃除し出したり,,
今夜はいいのか?家の方は…」




「きくだけ野暮よ」


「ふ~ん,,わたしは

なんというか,,男のために亭主を捨てる女は仕方ないと思うけど

子供を捨てる人は許さないな,,きっと

自分のためでも,,一生涯その人を憎むと

思う」




「御託を並べてないで,あんたも,
呑みなさいよ,,セントアンドリュースは水みたいに
軽いのよ」



「声…雪の日」その2&3    更新しました。_e0093741_17315578.jpg




ゴルフ好きの方には
たまらない酒なんでしょうけど

わたしは

やりませんから。。

以前のボトルのが手軽くていいな,。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「声…雪の日」その3


「声…雪の日」その2&3    更新しました。_e0093741_21131972.jpg





実際

この人に絡まれたことは,一度もない。
第一
酔ってるのを見たこともない。


でもね

なんだか,いつも,差し迫ったような心情が,わたしにも
移って来て,,


甘い焦燥感が迫って来ます。。
それを

そのことを
わたしは
彼女に「からまれてる」
そんな風に感じるのかもしれません。




日本舞踊の名取とか聞いたが,着物を肌に張り付くように
着こなして,
見たこともない変わった長襦袢を身につけている。


「あらざらん,,,この世の

なんだ,読めないなぁ,,思ひ出に,か…」




「何,ジロジロ見てんのよ!」




そう言うと
8オンスタンブラーに氷だけ入れて,
背筋を真っ直ぐしてぐいぐい呑んでいる。




あのねぇ~^^;その「8オンス」っていうの止めたがいいわよ。
バーテンダーみたいじゃない,。



じゃ,グラスにオンザロックでと言い直しましょう。





「声…雪の日」その2&3    更新しました。_e0093741_21164722.jpg





わたしは

この人を

そろそろ


持ち重りのする存在として,,


なんだなぁ。。。


切羽詰まった想いに
付き合いきれないような。。

いや
一緒に,どうとでもなれと
思うこともたまにだがあるんだけど。




この人を抱くと,,遠い母を抱くような

寂寥が
いつも
二人を侵食してゆく。





つづく





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いうまでもありませんが…

この物語はすべて,虚構の絵空事に
ございます。


自由な発想でお読みください。



脚注

あらざらむ この世のほかの
思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな



・・・・・・・・・・・・和泉式部・・・



この歌より思いつきました。
# by before_rain | 2021-08-19 14:17 | ☆声
「声」・・・風の季節


「いい天気だなぁ~!」

いつも突然 やって来る男は、 軽く伸びをして 目を逸らした。

「良い天気だと 言っている…」


「声」・・・風の季節_e0093741_1625554.jpg

あなたは、焦燥感なんて持つことないのよ。
わたしの「声」なんだから。ね.20




今をさかりと咲く花は、なんの香りもしやしない。

冬の花に比べると、儚いものだ。

芯の底から、ふるえるような快楽をその匂いと共に味わったことなど
もう、夢の彼方。 なんでしょ?


「何か食ったか?」


この人は料理が上手い。相変わらず目を逸らしては、そう言う。


「トマトとガーリックのパスタなら、ほしい」


「そうか。」

言葉と同時に 去年この人が持って来た大型の鍋に湯を沸かし、
トウガラシと一緒に壁にぶら下げてあったニンニクをつまみ出して器用に皮をむく。

料理も、運動神経がものを言うんだろう、きっと。
リズミカルに、しなやかに あっと言う間に、ホールトマトの缶は開けられ
ソースを作る。はぁ。。いい匂いじゃん★
キミは、おれじゃないとだめなのさ
って、言ってよww バーーーカ
あなたしか、いないんだから。 感度悪い??.20



「食べろ」


「うん」


だめだ、こうなっては、だめなんだ
自分の中でつぶやく
これまでも、やすやすと操られるように腕の中に入ってしまった。
食べものにつられるなんてww 

たべものに贅沢なのはきらいだけど、おいしいものに目がない人って
いいな。。。




かろうじて低く声を出す

「あなたは? 食べないの?」

その声は取り残された。 


どうして、いつもいつも わたしを置いてゆくのよ!

どこへ行くのよ。

フォークにスパゲティをからめ取りながら、

春は、もう とっくに通り過ぎてしまったんだ と思った。


瞬く間だった
あなたとの日々は ほんの一瞬に 思えた。

これからのちの 年月を どう遣り過ごすか、、
うるさい

うるさい

わかってるし。。

 ボクネンジン トウヘンボク  ウドの大木  ナルシスト

エゴイスト ヘンタイ  

わかってるって 。。言ってるでしょう




この家は平屋で、ちょっとした迷路のように廊下が続き
キッチンもドアで独立した部屋になっている。
スパゲティを食べ終わった私は、、彼のことは考えまいとした。
いつものことだ、ふーっと居なくなったり、現れたりする。

慣れてしまって、というわけでもないが、
もし、自分が、彼だったら、詮索されたくはないし、こんなもんだと思う。

つかず離れず>そんな言葉も浮かぶ。

風もなく、時々 嗤いカワセミのような声の鳥が
バカにし切った声で鳴く他は、静かだ。

ここが唯一心地良いのは、周囲にあまり気がねしなくて済むという点である。
北、西側は鬱蒼とした森で、特に私の寝室は世間と隔絶した気分を感じられ気に入っている。





その時、空耳のように トランペットが聴こえて来た。
まさか?
うちには、古いトランペットがある。なんであるかは訊かないでほしい。
寝室のベッドの下に黒いケースに入れてあるんだ。
もう30年も前のもの、、でも、、ま、いいか。。
上手くも下手でもない音色だ。

ま、いいか。




「何が、ま、いいかだ(笑)」


ちょうど素浪人が、刀の抜き身を片手に持つように、トランペットを下げて
彼がぬっと現れた。


「なんとか吹けるようにした」

「そう。」

「キミ、好きなんだろ?」

「答えたくないな(笑)」

「何を吹いてほしい?」

「さっきのじゃないやつ」


さっき聴こえて来たのは「太陽がいっぱい」のさわりの部分だった。
この人には、似合い過ぎる音だと思った。


「レパートリーは、あまりない」


「じゃ、消灯ラッパで いいわ」

珍しく綺麗な笑顔をふり向けると、彼は吹き始めた


素朴で 静謐 で 力づよくて 
間抜けで、我慢強くて 、、どこか浮世ばなれしていて
とてもいい音に聴こえた。



Will always remain in my heart..



more




無心にトランペットを奏でる人に
涙が出てきた。

少し汗ばんだ彼は、沁み入るような目を向けた。

深い焦げ茶色の瞳。


「トランペットが、好きだわ」

「よかった、キミのために出来ることだ。。」

「ありがとう。それ、弟のよ」

「そうか、、いつかベッドの下にライターを落して、その時気づいた」

「練習したの?」

「俺のプロフィールを読んでくださいってか」

「高校生の時、ギターはやってたのよね?どこにもなかったジャズ研とかも」

「練習したのさ(笑)」

「やっぱりね。うれしいわ」




「さて、、」


「何がさて なのよ(-"-) 仕事なの?」


「あぁ、抜けて来た しばし」

「仕事場でも 時々行方不明になるの?」

「みんな心得てるから」

「私も心得ているわ」





「俺がすきか?」

「          」改行してよ


「あのね、→http://sorenanoni.exblog.jp/ ブログのアドレスよ」


「わかった、」




彼が去ったあと、この街には、突風が吹いた。


春の終わりを告げる 突風なんだろう。



# by before_rain | 2021-08-19 14:05 | ☆声
『声』・・・夏心~ うつつ
『声』・・・夏心~ うつつ_e0093741_2048429.jpg





雪見障子のある和室で、大きな座敷机を傍らに寄せ

横ずわりして一心に、何かを描いているのか、、

いつも思うが、この女の後姿には、漠然とした影を感じる

薄蒼い影を纏ったしなやかな豹のようだ

無駄な殺生はしない、殺さない、、たじろがない

虎視眈眈ってか w

俺に組み敷かれ、嗚咽する人は、庭の洗濯物にでも潜んでいるのだろう。


びっくりさせるのも悪くはないが、心臓のため?
気配をさせよう


何よ~! 見ないでよ!


画用紙に描かれた落書きか


失礼ね、絵本よ!


絵本か


そうよ。。



『声』・・・夏心~ うつつ_e0093741_20584332.jpg



夕飯は?


食べた


どこで?


どこって。。盆だから、母の所へ行ったのさ


お母さん、お元気?


相変わらずだ、、着くとすぐに 織部の茶碗で抹茶を立ててくれた。


そう、。


夏の織部なのさ。おれの顔見て、黙って、茶を立て
とんと置く。
この、とんって音が耳に残って仕方ない。



軒先の小さな南部鉄の風鈴が、りりり と鳴った


お母さんは、心配されているのよ、あなたのことが
一番心配なのよ、、
母親は、最初の子が、気になって仕方ないと思うわ。。
でも、あなたは、立派な社会人なんだし、、
もう、口をはさむ余地はないと思われて、トン なのだわ


そうか


私だって、きっと、白磁は出さないし、黒も、やめておく、、
華のある織部ね、、
恋人なのよ、やるせなく遠い恋人なんだと思うわ。
おむつを替え 乳をのませた時から、母親は男の子に恋慕しているのよ。


おれでよかったのかな?


あたり前よ、私だって、今度生まれて来たら
あなたみたいな子供を、持ちたいと思うわ、  思うわ。



子供?


そうよ、あの子のために童話描いてたの
絵本みたいな いいでしょう~♪


「海へ行った」子供か


街の病院から水路を伝い海に、流れて行ったの


痛かったか?


えぇ、、
痛かったわ。。



そうか



絵本が出来たら、自費出版するの
「幻冬舎」ってとこで
調べたの、ネットでね、、


おれが、あの時 ここに居たら


居てくれても、だめだったと思うわ
運命なのよ



運命か



そうよ、、だから絵本を作るんだわ




この女は すこしづつ 狂って来ているのかもしれない
狂うという言い回しは大袈裟なのか、どうか。。

あれほど、待ち望んだ子供を流産して、、
男には観念の中でしか 付き合いきれない世界を
持ち続ける



何か言った?



うんん、なにも、 どれ、古本屋へでも行って来るか



絵本、買って来てね、一冊でいいから、買って来てね



ひよっとして自分は、もうこの女の所へは
戻れないかもしれない
そんな気がする





私を捨てるのなら、やっぱり冬より
夏の方がいいわ


声が追いかけて来るようだ

夢の中までも





『声』・・・夏心~ うつつ_e0093741_20501612.jpg




薔薇の雨

田辺 聖子/中央公論社

スコア:






同棲時代―Complete edition (中) (fukkan.com)

上村 一夫/ブッキング

スコア:






# by before_rain | 2021-08-17 20:02 | ☆声
遠い声
遠い声_e0093741_09110606.jpg


    小説が大好きです。
18歳に



分からない

私は言葉を解らない。

2017年5月 葉書くれた。


今も見てます「元気です…… 」

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# by before_rain | 2021-08-17 19:59 | 遠い声