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☆海へ行くつもりだった☆
sorenanoni.exblog.jp

感性優先ブログ☆

by 風歌
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☆風と街☆



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☆星を撒く☆




なんでもない日常を
書いてるつもりです。

ここは気ままにホッとするところ

<素材をお借りしております>




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*************



海は、存在であり
雨は、
現象にしかすぎない。

いつも、ひとを畏れ
天使を信じ、
見て見ぬふりをせず、
なみだしていたい。




Counting the number sheep
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世界中の子供たちの瞳が、
真剣味を
帯びて輝く
豊かな子供も
貧しさの中の子も
ひそやかに、待つ。
胸をときめかせ
待っている、その日。

天使マイケル
一応、ここの守護神☆

海に
ふれると
治癒され
よみがえるのかもしれない。




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揺れる耳飾りⅡ
2005年12/7の書きましたよ。
(創作です)


その,ゲイバーのホステス?は「かおるさん」と言った.
水槽のような店内を痩せた体を揺らせて戻って来た.
「あんた,これ上げるわよ」
「…」
薄暗いから定かではないが,多分黒地に様々な蝶の模様の
ドレスをくれるという.

バー「サクラ」のママである叔母は,向こうのソファーで
岩下志摩みたいな,このバーのオーナーと
なにかしんみりと話し込んでいる.

一緒に,このゲイバーに来ていた友人は,私の横で
スヤスヤと寝息を立てていた.
仕事を済ませ,岐阜羽島から新幹線に乗ってやって来て
くれた彼女は,夜が好きだと,都会の空気感が好きだと,
いつも言うが.たいていの夜は疲れ果てて眠っている.

この服をどうしょうか,断る理由もない.
(今なら,入らない(笑)と言えるが…)

眠るために,友人は遠くまでやって来るのか..
もう13回は来て私の家に泊まって翌日に帰って行く.

私は元来,人の裏が読めない,というか,察することが出来ない.
あるいは,鈍い,無神経かもしれないが…
この友人が私に会いに来る,理由を
ずっと解らないまま,青春を過ごした.

「アキ先生!さあ,起きて,次行くわよ,次」
叔母が澄んだ声で友人を起こした.

一瞬周りを見回した友人は私に
「エリコ女史,もう帰らない?」と言う.
この友人にかかると私は女史だ(笑)

違う友人にも「あなた,子供を抱いてるより本抱えてる方が
ずっとお似合いよ」て.言われたこともある.
人情が,人の心が汲み取れない人だわねと言われているのだろうか.

以前のブログタイトル『揺れる耳飾』で「8ビートだな」とチークを踊っていた友人と
今夜の人は違う人.でも
どちらも「8ビートだな」の愛人になってしまっていた.
そのことを,私は全く,知らなかった,知りたくもなかったけど.

「エリコ女史が紹介してくれたのよね,母にもそう言ってあるのよ」
そう聞いたのは,もう彼女とも「揺れる耳飾り」ともすべて
終わってしまった日だった.
「今,病院の駐車場なのよ,彼の奥さんとついに
さっきご対面よ」
電話の声はどうだったのか,私は度肝を抜かれたようにびっくりした.
し,紹介って言ったって,たった一度一緒に飲みに行っただけじゃないか.

解るでしょう,彼がどんな人か,酒も飲まずに,なんでバーに現れるか,
どんなに優しげでも,ハンサムでも,あれは危険て印が付いてたじゃないか.
わかるでしょう...

今,「8ビート」は奥さんの監視下で病いを養っている.
その病院へ,仕事を済ませた友人は3時間近くかけて会いに行っていた
という.
私の友人を二人までも,その毒牙にかけた「8ビート」を
洋画の世界なら,きっと蹴りでも入れていたかもしれない.

でも二人の友人は,どちらも「8ビート」のことを言う時
遠くを見るようないい表情をする,女にこんな表情をさせる「8ビート」
の魅力が私にはさっぱり解らないのだけれど,
私ってやはり鈍感なのかもしれない.

いいさ,鈍感で.



by before_rain | 2019-06-26 10:45 | ☆揺れる耳飾り